結節強度、直線強度が強い!
一般的なナイロンラインはナイロン分子の集合体です。その分子と分子の隙間に(株)ナノダックス社が開発した新素材ナノダックスを、ナノレベル(1/1000mm)で結合させました。その結果、分子と分子の結合がより強固なものになり、今までのナイロンラインにはない結節強度、直線強度を得ることが出来ました。
また、直線強度は普通のナイロンラインより約15〜30パーセント強いデータが出ています。そこで同じ強度でならワンランク細いナノリーダーに仕上げることが出来ました。これによって飛距離が出ますし、ルアーの動きをよりナチュラルなものにします。
ナノダックス原糸の特性には紫外線劣化の少なさ、吸水性の低さもあります。これが今までにない耐久性を生みます。
もともと強度のあるナノダックス原糸ですが、さらに耐摩耗加工が施してあります。これまでのナイロンリーダーと同じ太さを選びワンランク上の強度を得るという使い方も出来ます。
■100パーセントの性能を引き出すテクニック
ナノリーダーは通常のナイロンリーダーよりもやや低伸度で、フロロとナイロンの間くらいになります。また、ナノダックス技術によりナイロンを改質化してありますので、普通のナイロンリーダーとはやや違う性質を持ちます。そこで100パーセントの性能を引き出すために、以下の点を意識してください。
1、キャスティング時に指にかかる程度の長さをとる
ショートリーダー(1m以内)よりも、ロングリーダー(3m前後)の方がこのリーダーに向いています。理想はノット部分のやや上側のリーダーに指をかけてキャストする事です。リーダーが長すぎても飛距離が落ちますので、リーダーに指がかかるくらいがベストです。2、キャスティング時のスピードをやや押さえる
ショートに素早く振り抜くよりも、少しキャスティングスピードを抑え、ルアーを乗っける様な感じでキャストする事を意識してください。キャストスピードを押さえてもリーダーが細いので飛距離は出ます。3、ルアー(または結節金具)との結節はフロロカーボンと同じ結び方で
低伸度のラインはノットに対する負担が高まりますので、ナノリーダーもフロロカーボンで使う結び方を推奨します。編み込み部分はフロロカーボンのノットよりもやや緩めに編んでください。
ナノリーダーは今までにない素材のショックリーダーです。より細く、より強く、非常に高いポテンシャルがあります。
車やバイクの新車にはならし運転をする様に、決して初めからレッドゾーンまでまわさず、細いナノリーダーに重めのルアーといった負担のかかる組み合わせからでなく、普段使っている号数あたりから徐々に細くして行くことがベストです。自分のフィッシングスタイルにどのポンド数が合うかを確かめながら、徐々にフィーリングを体感してください。
ナノダックスの特性を踏まえて使えば、さらに高いレベルの釣果が得られることでしょう。